一喜一憂「夏休み」苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき・・・2008年7月26日 名字の言   

2008年 07月 26日

 子どもたちの笑顔が輝く夏だ。夏休みといえば、楽しい思い出とともに宿題に追われた記憶を蘇らせる大人もいる。切羽詰まって、何日分もの観察記録を書いたりと、つらい日々で休みを締めくくったことも

 楽しかったけど大変だった。こうした経験から、人は楽しいことと、相反する苦労があることを自然のうちに学ぶ。「楽」と「苦」。言葉を換えれば快と不快とも言える。この二つを、どう考えるか

 牢獄のソクラテスが面会にきた弟子たちと対話。足かせを外された足をさすりながら言った。「苦痛に対して、快は生来なんと不可思議な関係にあることだろう」「まるで、二つでありながら、一つの頭で結合されているみたいにね」(『パイドン』岩田靖夫訳)。足かせによる苦痛の後、外されて訪れた安楽。苦と快は常に一方が表れると他方も表れると

 毎日、凪だけの海がないように、楽しいだけの人生もない。同じように、苦しいだけの人生というのもありえない。楽と苦は常にコインの裏表だ

 「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき」(御書1143ページ)と御金言にある。苦も楽も人生の実相ととらえ、現実を果敢に戦う生き方を示されている。苦楽の局面に一喜一憂しない力強い人生を歩みたい。(弓)

2008年7月26日 名字の言 聖教新聞

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