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先駆者の心を“受け継ぐ”とは、まず自らが行動を起こすことから始まる・・・2008年7月28日 名字の言   

2008年 07月 28日

 日本最古の人類化石が、数多く発掘されている沖縄。なかでも、約1万8千年前の全身にわたる人骨が4体も見つかった「港川人」は有名だ

 発見者は、実業家の故・大山盛保氏。購入した粟石の中に動物化石を見つけた彼は、“必ず人類化石もあるに違いない”と、産地(八重瀬町港川)を突き止め、1970年、人類化石を執念で発見した

 化石は、その後、研究のため、長きにわたり、東京大学で保管されていた。その化石が再び沖縄に帰ることを夢見つつ、盛保氏は他界した。亡き父の思いは、子へと受け継がれた

 長男の盛弘氏は、遺志の実現を、粘り強く訴え続けた。発見から37年が過ぎた昨年11月、ついに港川人4体が故郷に帰り、県立博物館での展示が実現。このうち2体は、同博物館で保管されることになった。「父の願いを果たすことができ、感慨深かったです」

 先駆者の心を受け継ぐことは容易ではない。親から子へ、師から弟子へ――。「地域、社会への仏法の横の広がりと、この縦の流れがしっかりできてこそ、広宣流布は初めて可能になる」と池田名誉会長。“受け継ぐ”とは、まず自らが行動を起こすことから始まる。その積み重ねが、“広宣流布の大河”を確かなものにする。(碧)

2008年7月28日 名字の言 聖教新聞

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