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聞く力「如是我聞」練習・訓練を積み重ね、熟達していくしかない・・・2008年9月7日 名字の言   

2008年 09月 07日

 その昔、オリンピックの淵源となる古代ギリシャの「オリンピア祭」では、競技には体育種目以外に、詩作や音楽もあった。競技場では、弁論を披露し合い、優劣を競う者もいたという

 弁論術や話術など情報発信の技術は、長年にわたって発達してきた。一方で、人から情報を受ける側面、すなわち、「聞く」行為の重要性が指摘されだしたのは最近のこと。研究自体が始まったのも、近年のことだ

 ある研究によれば、サラリーマンの仕事の最低4割は“聞くこと”。しかし調べてみると、適切に聞けた割合は、わずか25%だったという(伊藤進著『<聞く力>を鍛える』講談社現代新書)。情報があふれる現代、正しく人の話を受け止め、それを生かすことの重要性は一段と増している

 伊藤氏は、「高めるには、実際のコミュニケーションのなかで聞くことを実践しながら、練習・訓練を積み重ね、熟達していくしかない」と

 家庭訪問をはじめ、私たちの学会活動は「聞く」ことに重きを置く。法華経の初めにある語「如是我聞」とは、「全生命を傾けて仏の生命の響きを受け止め、仏の生命に触れていくこと」と池田名誉会長。友の声を聞くという尊い作業を通して、わが生命を磨きゆく日々を送りたい。(定)

2008年9月7日 名字の言 聖教新聞

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