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わが使命「人材」“現場”を知っているから、賢明な判断ができる・・・2008年10月22日 名字の言   

2008年 10月 22日

 二宮尊徳は、要領よく仕事をこなす者より、“人のために”との心で、皆が嫌がる仕事にも、懸命に励む者を高く評価した

 尊徳が、荒廃した村の再建を任されていた時のこと。“信じられないほど多くの仕事をする”男を紹介された。彼を表彰してはどうかと促された尊徳は、「私の目の前で働いてみよ」と命じた。男は偽りを認め、「監視役員の見ている時だけ懸命に働いた」と白状した

 どうして、尊徳はごまかしを見破ることができたのか? それは、彼が村人たちと苦労を共にしていたから。誰よりも早く畑に出て働き、最後まで残った。一人の人間ができる仕事の限界を知っていた。だから嘘を見抜くことができたのだ

 誰よりも“現場”を知っているから、賢明な判断ができる――池田名誉会長は、後事を託す青年に強く語っている。「苦労しらずの人がリーダーになったら、皆がかわいそうだ。私は、学会だけは、そんなふうにしたくないんだ」

 広布の現場にも、誰が見ていようといまいと、黙々と“わが使命”に生きる「人材」がいる。そして、“この人こそ宝!”と、草の根を分けるように探し出すのが広布のリーダーといえよう。その後には、おのずから、多くの青年たちが続くものだ。(糀)

2008年10月22日 名字の言 聖教新聞

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