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戦いとは、「人と会う」ことである。「人と語る」ことである・・・2008年10月28日 名字の言   

2008年 10月 28日

 「気持がのっていなくては、いくら話し上手でも何にもならんさ。心がこもっていなくちゃあね、胸にグッとくるものがなくてはだめだ」(池内紀訳)。ゲーテが戯曲『ファウスト』第1部を発刊して、ちょうど200年になる

 一人の人間の心を動かすものは、上っ面だけの褒め言葉でも、薄っぺらな同情でも、弁舌でもない。太鼓をつまようじで叩くよりも、バチで叩いた方が大きな音がでる。同じように人の心を打つのは、方法ではなく、相手を思う大誠実の心だ

 では、その大誠実を伝えるには――。大聖人は病に伏していた門下に「書では言葉を書き尽くすことはできない。言葉では心を尽くすことができない。さまざまな事柄については、お会いした時を期して話しましょう」(御書1012ページ、通解)と。激励だけではない。悪僧の邪義を正すにも、大聖人は“直接、会って語る”ことを大切にされた

 「戦いとは、『人と会う』ことである。『人と語る』ことである」と池田名誉会長。心に描いたことは、自身の言動を通してしか伝わらない

 語った分だけ、仏縁を結ぶことができる。仏縁を広げれば、自身の境涯も広がる。“あの人に会えるのは今しかない”と心に決め、今日も友情を広げたい。(高)

2008年10月28日 名字の言 聖教新聞

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