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「奉仕の精神」与えられたものよりも、より以上のものを世の中に・・・2009年1月13日 名字の言   

2009年 01月 13日

 小説『新・人間革命』に綴られている松下幸之助は、言わずと知れた「経営の神様」。だが、この呼ばれ方に、本人は迷惑そうであった。経営の秘訣を尋ねられても、「まるで、私が経営の神様か、金儲けの天才でもあるかのような質問ぜめである」と

 では、彼の経営哲学の根本は何であったか。それは「奉仕の精神」であった。「社会から自分に与えられたものよりも、より以上のものを世の中に与えかえす」(『松下幸之助実語録』潮出版社)――この姿勢を貫けば、社会も、会社も、社員も必ず繁栄し発展する、との確信である。それを実践に移した結果、成功を収め、皆から模範と仰がれる存在と輝いたのだ

 種々の事業を手掛けた戸田第2代会長も、「商売は社会への奉仕である」と言った。「世のため、人のため」を意識するのは、仏法の利他の精神にも通ずる行為であろう

 経済環境の悪化で、経営者も労働者も厳しい中、企業の社会的責任は重さを増す一方である。もちろん、国家の最高経営首脳ともいうべき政治家こそ、危機克服に全力で知恵を絞り、実行することが強く望まれる

 経営の神様ならぬ経営の達人は、“不景気は好機”とも言い切った。民衆の幸福のため、今こそ衆知を結集する時だ。(杏)

2009年1月13日 名字の言 聖教新聞

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