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伝えるのは「心」自身の可能性を最大に開花できる・・・2009年2月21日 名字の言   

2009年 02月 21日

 後継の人材育成が、ますます重要と痛感する昨今、感慨深い二つの場面に出くわした

 「言葉を話すのは口です」と言い、青年は紙に「くち」と書いた。「心の強さを表すのは意志です」。「いし」と書く。興味津々の未来部員たちに、「これらを濁らせてはいけないよ」と言いながら、濁点を打つ。「『ぐち』(愚癡)と『いじ』(意地)に変わります。すると……」。さらにペンを走らせ、「つかめたはずの『とく』(徳)も、『どく』(毒)になってしまいます」

 青年は結んだ。「濁らせず、ピカピカに磨くのが信心です」。信仰の大切さを、やさしい言葉で教える名講義だった

 また、ある日、高齢の男性が、一人の青年と会館内の出版コーナーを訪れた。就職で故郷を離れる孫に御書を贈るのだという。「『もはや、ここまでか』と思う苦難さえも、乗り越えていける智慧の一切が書かれてある。御書を絶対に手放すなよ」と言葉を添えた。孫が受け取ったのは、祖父が命に刻む“信心の確信”だったにちがいない

 この仏法で、自身の可能性を最大に開花できるという不動の確信。学会と出会い、師と共に生きることで本物の幸福をつかめた喜び――「信心の継承」といっても、伝えるのは「心」である。(城)

2009年2月21日 名字の言 聖教新聞

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