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時代をリードする“わが地域を理想の郷土に!”と情熱を燃やす・・・2009年7月2日 名字の言   

2009年 07月 02日

 緑のトンネルを抜けると、清冽な水の音が聞こえてくる。降り注ぐ滝の雄姿を眺めながら、青森県の奥入瀬渓流を遡った。その水源は十和田湖だ

 火山がつくったカルデラ湖。かつて魚のすまない湖といわれた。ここでヒメマスの養殖に挑戦した先人がいる。和井内貞行氏。度重なる失敗で私財は底をつき、非難中傷も浴びた。だが、道を貫き、20余年もの苦闘の末に養殖を成功させた。十和田湖には偉大な開拓の歴史が刻まれている

 広宣流布も開拓闘争だ。昭和40年代の青森の下北半島・川内町(現・むつ市)。旧習が深く、女性が働く場所もなかった。一人の婦人部員が署名活動に立ち上がる。約70人の協力を得、合成繊維会社の作業所の設置が実現した

 真剣に地域の発展を願う彼女の姿に、多くの人が学会の認識を一変させた。後年、町の名士は「“わが地域を理想の郷土に!”と情熱を燃やす創価学会は、時代をリードする存在」と賛嘆した

 15年前の夏、十和田湖を訪れた池田名誉会長は語っている。「常に皆の先頭に立ち、率先して道を開く。皆に代わって、襲いかかる嵐を一身に受けて立つ――これが開拓者である」。この不撓不屈の開拓者魂をたぎらせ、われらも進みたい。新たな歴史を開くために。(時)

2009年7月2日 名字の言 聖教新聞

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