勇気と知恵と勝利と団結を掲げて進む歴史に刻まれる偉業・・・2009年10月25日 名字の言   

2009年 10月 25日

 高さ20メートルのアーチ橋の写真が過日の本紙声欄に掲載された。熊本県山都町の通潤橋だ。築造は江戸時代。水の便が悪く、農業にも飲み水にも事欠く白糸台地で暮らす人々のために作られた水路橋

 深い渓谷に囲まれた白糸台地は豊富な川がそばにあるものの、台地の外を流れるため水を利用できなかった。苦しむ人たちを見て、惣庄屋が台地の対岸から橋を架けて水を通す方法を着想

 それには深い谷を渡す30メートルの橋が必要だった。だが当時の技術では20メートルが限界。どうするか。知恵と技術と執念の挑戦を開始。石工や民衆の力を借り、橋より高い台地へ水を送ることに成功した(山都町商工観光課)

 帚木蓬生氏の近作『水神』には同じ江戸時代、福岡の筑後川を舞台に、台地の灌漑のため堰と水路を築く5人の庄屋と農民の戦いが描かれている。全責任を担い、万一の時は5人が命を投げ出すと藩に誓約した。先の通潤橋でも石工の棟梁が決死の覚悟をしていたという

 二つの史実には共通点がある。命懸けの決意、人々のためとの高い志、困難を克服する知恵と技術、民衆の団結だ。歴史に刻まれる偉業には、こうした人間の力が光る。勇気と知恵と勝利と団結を掲げて進む学会の戦いも後世に名を残す民衆の偉業である。(弓)

2009年10月25日 名字の言 聖教新聞

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