出会いの折り重なり「会うべくして、人は出逢う。」・・・2009年11月3日 名字の言   

2009年 11月 03日

 山と河。二艘の舟――東山魁夷画伯の名作「静映」が目を奪う。そして「会うべくして、人は出逢う。」の文字。池田名誉会長の小説『新・人間革命』の第20巻が発刊され、全面広告が各紙を飾った

 もしあの時、あの人と会わなければ……。そういう自分史が誰しもある。人生とは、出会いの折り重なり。ゆえに人は、人の縁を思う。会うべくして、人は出逢う、と

 東山画伯にも、絵の道に導く出会いがあった。神戸の中学時代、国文法を受け持った先生である。東山少年の絵に非凡さを認めた先生は「将来、画家になるのか」と聞いた。「いいえ」と少年は返した。不安定な生き方で、母を悲しませたくはないと、志を胸にしまっていたのである。先生は「そうか」と一言

 しかしある日、手にした文法のプリントの余白に、先生の思いが綴ってあった。「絵に志さんとする子あり 母ありとてたじろぐ……されど わが心 ために暗し」。この出来事が画伯の心に大望の炎を点した(『私の履歴書』第25集、日本経済新聞社)

 原点の出会いを持てる人生は幸せである。まして、生涯を通して、正道を教えてくれる師匠の存在が、どれほど尊いか。創価の師に連なる喜びが、わき上がる。さあ「創立の月」が始まった。(飛)

2009年11月3日 名字の言 聖教新聞

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