うまく話そうと思わなくても“滋味”ある感動、感謝を、自分の言葉で・・・2009年11月10日 名字の言   

2009年 11月 10日

 共通語では言い換えのきかない微妙な情感を伝える方言がある、と言ったのは詩人の川崎洋さん。たとえば、津軽弁の「あずましい」。湯加減のほどよい風呂に、ゆったりと漬かった時などに思わず口に出る。心地よさ、ゆったり感、満足感などが結びついた形容だ

 方言には、地域特有の歴史が紡ぎ出したぬくもりがある。こうした言葉の“滋味”は、発する人が積み重ねた人生によることもある

 ある壮年部員の話を聞いた。職場でのいじめで悩んだ。離婚、うつ病も経験。先が見えない苦しさに、逃げだそうとしたことも。彼を支えたのは、池田名誉会長の「雪柳 光の王冠」のエッセーだった。雪柳は風雨に耐え、自分の場所で根を張り、頑張り抜く。だからこそ、美しい花を咲かせられる

 彼は、人生の開花を信じ、祈り耐えた。その後、再婚し、病も克服。男子部の部長として広布の道を駆けた。彼は「あきらめなければ、必ず道は開ける」と。その一言に胸を打たれた

 言葉には、ぬくもりがなければならない。苦労した人に出すことのできる重みをもって――。うまく話そうと思わなくても、方言のように“滋味”ある信仰の感動、感謝を、自分の言葉で語りたい。その思いは、友の心に必ず届く。(時)

2009年11月10日 名字の言 聖教新聞

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