きょうも「友のもとへ!」民衆が生き生きと幸福に輝くために・・・2009年11月11日 名字の言   

2009年 11月 11日

 松尾芭蕉が奥州(東北)などを巡って著した『奥の細道』。この旅から今年で320年になる。旅を終えた芭蕉が晩年、唱導した作風は、「重み」に対して「軽み」と呼ばれるものだった

 出光美術館学芸員の別府節子氏は紹介している。当時の江戸では、俳句の師に点付けを請い、その点数で勝敗を競う“点取り俳諧”が横行。奇抜な言葉、作為的な趣向、観念的な表現……。芭蕉は、こうした句作を嫌い、日常生活の中に素材を探した。「平明な表現の中に高い境地を表す」作風を追究した

 目線を、どこに置くのか。限られた人にのみ通用する表現では、時を超えた共感は得られない。「漢文」に格調があるとされていた鎌倉時代。日蓮大聖人は、庶民の門下にも分かるよう、あえて「かな文字」で書かれた御書を多く残された

 先日、お会いした多宝会の婦人。今月末に実施される教学試験に挑む。「小学校も満足に行けず、読み書きが苦手で」と照れくさそうに。「でも、御書を研鑚して思ったんです。私のような庶民が学び、立ち上がることを、大聖人は望まれていたはずだって」

 仏法は、万人に開かれた世界宗教である。民衆が生き生きと幸福に輝くためにある。さあ、きょうも「友のもとへ!」と歩みゆこう。(之)

2009年11月11日 名字の言 聖教新聞

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