悩みや課題は、すべてが“人間革命の糧”今いる場所を輝かせる・・・2009年11月20日 名字の言   

2009年 11月 20日

 吉田松陰の没後150年を記念して建設された、山口県萩市の至誠館を見学した。松陰の遺墨を中心とする展示品の中で、特に胸を打たれたのは「福堂策」。密航に失敗して投じられた野山獄で記された小論文である

 彼は囚われの身となっても、落胆するどころか、野山獄を「福堂」に変えようと情熱を燃やした。福堂とは、「智者は囹圄(牢獄)を以て福堂と為す」との中国の古言によるもの。罪人を、いたずらに苦しめる場ではなく、教育して更生させる施設という考えだ

 そして、獄中で「孟子」や「論語」を講義。時には、俳句の会などを催して、多くの囚人を改心させた。まさに、後世に輝く獄中教育の範といえよう

 御書に「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住処は山谷曠野皆寂光土なり」(781ページ)と。地域でも、職場でも、今いる場所を輝かせる――それが仏法者の生き方だ。最悪に思える状況にあって、最高の実証を示すところに、信仰の醍醐味もある

 「我が一念、我が境涯を変えることで、一切を幸福へ、幸福へと変えていける」と池田名誉会長。直面する悩みや課題は、すべてが“人間革命の糧”。そう確信すれば、生命の躍動が始まる。さあ、希望に燃えて前進!(誠)

2009年11月20日 名字の言 聖教新聞

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