同苦することは難しい、その努力が相手の心の窓を開く・・・2009年11月24日 名字の言   

2009年 11月 24日

 沖縄では、苦しむ人を見て、他人事のような言い方はしない。チムグリサン(私の心が痛む)――あなたが苦しんでいると、私も本当に苦しい、と言う

 入院した後輩のところへ、高校時代、寮生活を共にした先輩が駆けつけた。先輩は後輩の家族に言った。「私は、お見舞いに来たのではありません。彼と同じ病を経験した一人として、彼が死を連想させるこの病から逃げず、真正面から闘えるよう激励に来たのです」

 先輩自身、この病を4度、克服。壮絶な闘病体験を通して、後輩の体の全細胞に「勝利」の二字を刻むがごとく励ました。「僕は君の応援団長であり、戦う同志だ! 一緒に病に勝とう! そして、生命の力の偉大さを示そうよ!」。熱い心に涙した後輩は、病気克服を真剣に祈る日々だ

 同苦することは難しい。だが、もし自分が相手の立場だったら……。この想像力を働かせる努力だけは惜しむまい。その努力が相手の心の窓を開く。日常生活に追われると、自分でも気づかないうちに他人事になっている時がある。その心を、相手は敏感に察知する

 「一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし」(御書758ページ)。この御精神に、どこまで迫れるか。精進の日々でありたい。(川)

2009年11月24日 名字の言 聖教新聞

創価学会専門仏壇仏具 SOKA 大唱堂 SGI
Copyright (C) 2009 Taisyodo All Rights Reserved
[PR]