「今」を真剣に生き抜くなかに、人間革命のドラマは生まれる・・・2010年2月18日 名字の言   

2010年 02月 18日

 ある家に下宿している学生がキャッチボールをしていた。その姿を見た家の主が言った。「君、命がけでやり給え!」。『宮本武蔵』等の作品で知られる吉川英治氏である

 氏の長男で、吉川英治記念館館長の吉川英明さんが、本紙のトーク21で紹介したエピソード。「大袈裟と言えば大袈裟ですが、父は、何事にも全身全霊で取り組め、と言いたかったのでしょう」。生きる姿勢は大切である

 英治氏は、宮本武蔵を「今日忘れられている神経を持っている人間」と語っている。今の人々には「自分を信じ、人を信じ、自分の仕事を信じ、自分の今日の生活を信じて行くというような信念」が弱い。わが道を真っすぐに進む武蔵を描くことで「ぼくらの神経が覚める」と(『吉川英治 その人と文学』)

 70年以上前の警句だが、現代にも通じる。自分の力を信じ、自分で引き出すことは簡単なようで最も至難。が、その努力を続けてこそ、初めて自分を確立することができる。また、自分を信じることができるから、人の素晴らしさを信じることができる

 「『武蔵の道』は『自己完成の道』」と池田名誉会長。「今」を真剣に生き抜くなかに、人間革命のドラマは生まれる。「ただ心こそ大切なれ」(御書1192ページ)である。(川)

2010年2月18日 名字の言 聖教新聞

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