「相手の視点に立つ」ことの大切さ・・・2007年2月23日 名字の言   

2007年 02月 23日

一つの事柄も「視点」によって異なって見える――米アカデミー賞にノミネートされた2部作の映画「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」は、そのことを教えてくれる▼1945年、日米が凄惨な戦闘を繰り広げた硫黄島。前者は米軍、後者は日本軍の視点から戦闘を描く。恐るべきは自軍の視点からすると敵兵は単なる“数の集合体”となり、人間性など全く否定されてしまうことだ▼戦場では、すさまじい数の砲弾が兵士たちに降りそそぐ。しかし、撃たれた側の一人一人に名前があり、家族があることなど撃った側は関知しない。異なった視点に立つ二つの作品は、普通の人々が殺し合わねばならなかった不条理を浮き彫りにしている▼確かに難しいことではあるが、「相手の視点に立つ」ことの大切さを痛感する。差別やいじめ、民族紛争、環境破壊……現代社会が抱える問題の多くも、他者への理解と共感の欠如から生まれたものであろう▼相手の側に立つには、相手との「違い」よりも「共通点」を見つけていくことだ。仏法は万人が尊極な仏の生命を持つと説く。相手も同じ土台を持つと信じて友情の橋を懸けていく作業が、日々の対話や励ましである。これこそ平和への一歩である。(駿)

2007年2月23日 名字の言 聖教新聞

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