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「常勝」 勝つことは難しい。勝ち続けることは、さらに困難である ・・・2007年7月3日 名字の言   

2007年 07月 03日

 50年前(昭和32年)の7月、大阪拘置所の独房内の温度は時に40度を超えた。想像を絶する環境の中、不当逮捕された青年部の池田室長(当時)への過酷な取り調べが続いた

 差し入れの食事は、箸をつけた形跡もなく戻ってきた。「体を苛まれながら、恩師を思い、同志を守ろうと、若き池田先生が権力と一人で戦っていると痛感しました」と草創の壮年

 連日、拘置所の周辺では、室長の無事を祈る婦人の姿があった。夜には、男子部が「日本男子の歌」を声を限りに歌った。権力の陰謀も拘置所の高く分厚い塀も、室長と同志の絆を断つことはできなかった

 この「魂」と「魂」の強固な結合に、関西の強さがある。勝つことは難しい。勝ち続けることは、さらに困難である。関西が「常勝」の歴史を築いてきたのは、「師弟の魂」を根幹としたからだ

 「常勝の母」と慕われた故・矢追久子さんは、「大阪事件」の心境を綴っている。「私は心から誓いました。戦いは負けたらあかん。絶対に負けたらあかん」。この「不敗の誓い」は、今も関西同志の胸中深く刻み込まれている

 激しい雷雨の中、権力への怒りが爆発した7・17「大阪大会」から50年。“負けじ魂”を発揮する「師弟の月」7月としたい。(芯)

2007年7月3日 名字の言 聖教新聞

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