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勇気を奮い立たせる原点、校舎なき「人間の総合大学」・・・2007年8月2日 名字の言   

2007年 08月 02日

 厚い壁に意志を挫かれ、諦めそうになる。そんな時、勇気を奮い立たせる原点をもつ人は幸せだ

 中国国際交流協会副秘書長の李冬萍氏も、その一人である。新中国からの最初の正式な留学生として32年前、創価大学に学んだ“1期生”。先日、同窓の留学生と“母校”を訪れた

 李氏が参事官として東京の大使館に勤務していた2005年前後は、日中関係が政治レベルで大きく冷え込んだ時期と重なる。中国を「信頼していない」との回答が70%を超えた世論調査もあった

 在任2年間に5回、氏は創大を訪れた。「悲観的になって“元気が足りない”と感じた時、母校に戻ると、大いに勇気づけられました。池田先生の励ましが蘇ってきたからです」。中国の留学生を受け入れる環境が整っていない時代、創立者は自ら保証人となって受け入れてくれた。「周桜」を囲み、中日の学生で「友好の懸け橋に」と誓ったことは、師の激励とともに忘れ得ぬ思い出に

 名誉会長のエッセーで紹介されたキューバのハバナ大学の正門前には、精神の故郷を意味する「アルマ・マーテル」(母校)の像が立つ。私たちにも“母校”がある。人生の師匠と同志に恵まれた、創価という名の、校舎なき「人間の総合大学」である。(陸)

2007年8月2日 名字の言 聖教新聞

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