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一つ一つの対話が慈雨を降らせる「種」となる・・・2007年11月28日 名字の言   

2007年 11月 28日

 「何だ下らない。それじゃ丸で雲を掴むような予言だ」(夏目漱石『明暗』)。この通り、「雲をつかむよう」と言えば、とらえどころのないこと。半径0・01ミリから0・1ミリの微小な水滴や氷晶の集まりである雲は、つかみようがないところからきている

 その「雲」をつかまえて、「雨」を降らせる実験が始まる。気象庁の気象研究所が来夏、四国で人工降雨の実験を開始すると発表したのだ

 雲粒と雨粒では、雨粒の方が体積が100万倍、大きい。飛行機で雲の上を飛び、ドライアイスなどの小さな粒を蒔く。すると、それが「種」となって周りの水蒸気を集め、雨粒となって降ってくる。今夏、水不足に悩まされただけに成功への期待が高まる

 仏法では、「智慧の雲」が無量無辺の法の雨を降らし、真理をもって一切を覆うと譬える。“全人類を救いたい”との菩薩の誓願と実践こそが、慈雨を降らせる「種」となる

 「この世から悲惨の二字をなくしたい」。戸田第2代会長の叫びを、わが心として、平和のため、友のために尽くし抜き、恩師の悲願を現実にする池田名誉会長。友好を築いた識者は「7000人」を超える。その一つ一つの対話が「種」となり、慈雨となって今、民衆の大地を潤している。(高)

2007年11月28日 名字の言 聖教新聞

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