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「足下を掘れ、そこに泉あり」仕事でも、地域でも「今いる場所」を輝かせる・・・2007年12月9日 名字の言   

2007年 12月 09日

 江戸から遠く離れた、本州西端の小さな松本村(現・萩市)。そこで吉田松陰は、どんな方針で弟子たちを育てたのか

 「華夷の弁」――松陰が『松下村塾記』に掲げた教育理念である。「華夷」とは、自分の国を中心と見る中華思想になぞらえた言葉だが、そこに込められた思いは深かった

 辺境の劣等感を捨てよ。この松本村が“世界の中心”という誇りを持て。そして「天下を奮発震動させる奇傑の根拠地になる」と決めて力を注げば、この地こそ最高の場所と輝くという考えだった(古川薫著『松下村塾と吉田松陰』)

 大聖人は「(寂光土は)今いる場所を離れて、遠い場所に行くのではない」(御書781ページ、通解)、また「浄土になるかどうかは、人々の心の善悪による」(同384ページ、通解)と教示されている

 仕事でも、地域でも「今いる場所」を輝かせる――それが信仰の醍醐味だ。逆に「あの職場なら頑張れる」「あの地域なら戦える」と思っても、自分が変わらなければ、結局、同じ悩みに直面するものだ

 「足下を掘れ、そこに泉あり」である。わが地域を人材・拡大の“華の天地”に! わが職場を福運あふれる“華の舞台”に! 戦うからには、大ロマンを胸に前進する日々でありたい。(誠)

2007年12月9日 名字の言 聖教新聞

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