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「心を亡くす」忙しくても、相手に対して誠実に心を込めて・・・2007年12月17日 名字の言   

2007年 12月 17日

 今年も、あとわずか。師走の折、気ぜわしく慌ただしい中で、つい電話の応対や接客が、おろそかになりがちな時節。一人の心ない言葉遣いや態度で、企業・団体の信頼が失墜することもある

 経済発展が著しい中国。最大手企業「聨想」では、クレームの電話を受けた社員は、解決まで進行を見守る義務がある。中国で“首問制”と呼ばれている。客から最初に苦情を受けた社員は、担当部署に回すのではなく、自分で事実確認や問題解決に当たる。たらい回しのような横柄な応対には、厳しい罰則があるという(莫邦富著『中国を読む「新語」』NHK出版)

 日蓮大聖人は次の通り仰せである。「友だちが一日に10回、20回と訪ねてきても、千里、二千里と離れた遠くから訪ねてきた人のように思って、丁重に、少しも礼儀を欠くことがあってはならない」(通解、御書1527ページ)と。たとえ親しい友人であろうと、いかなる時も誠実に謙虚な態度で接していくよう、弟子に教えられている

 心を亡くすと書いて漢字の「忙」に。どんなに忙しくても、相手に対して誠実に心を込めて応対していく。そこに確かな信頼が生まれる

 広布に走る我らは、かくありたい。行動は迅速に、語らいは大誠実の心で。(濤)

2007年12月17日 名字の言 聖教新聞

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