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「炎のバトン」正義のためならば何ものも恐れぬ“獅子”・・・2008年1月20日 名字の言   

2008年 01月 20日

 「雪は天から送られた手紙である」とは、雪氷学の開拓者である中谷宇吉郎の有名な言葉。世界で初めて人工雪を作ることに成功した中谷は、結晶の形と模様から上層の気象状態が分かると考えた。仏典に「花の盛なるを見て池の深きことを知る」(御書254ページ)とある通り、一つの事物から広大な世界を知ることができる

 石川県加賀市にある「中谷宇吉郎 雪の科学館」には、一本のネクタイが展示されている。それは、師匠・寺田寅彦から譲られたもの。中谷にとって、雪がただの雪でなかったように、そのネクタイもまた、ただのネクタイではなかった

 目にする度に師を思い、胸中で対話しながら、困難な研究を続けたのだろう。中谷は、そのネクタイを一人の青年に贈っている。自身が受け継いだ師の精神を、次代を担う青年に託す意味を込めて

 今年は、広布後継の儀式が行われた「3・16」から50周年。かつて池田名誉会長は、戸田第2代会長から受け継いだ魂を「炎のバトン」と綴った。正義のためならば何ものも恐れぬ“獅子”だけが、「この栄光のバトンを受け継げる」と

 今、池田門下を自覚した青年が、一人また一人、“炎の走者”となって走り出す。50年後の青年に師の魂を伝えるために――。(糀)

2008年1月20日 名字の言 聖教新聞

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