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「一人」を励まし抜く、信頼する人に見守られる安心感ほど、心強いものはない・・・2008年2月1日 名字の言   

2008年 02月 01日

 75年前の真冬、12歳の少年が受験のため、志望校へ向かった。校門に、長身の男性の姿が。少年が通う私学「時習学館」の館長・戸田城聖先生であった

 先生は「ヨッ」と手を挙げ、声をかけた。「いいか……よく考えて問題に取り組むんだぞ。大丈夫だ。お前には実力があるんだ」

 少年の心に温かい気持ちが広がった。試験中、戸田先生が見守ってくれているように思え、勇気がわいた。見事、難関校に合格。後にドイツ文学者として大成した山下肇氏が、著書『時習学館と戸田城聖』(潮出版社)で紹介している逸話である

 「一人」を励まし抜く“人間教育”の実践者・戸田先生の実像。まさに、「無冠の教育者として、純粋な人格の輝きをナマのまま輝かせていた」と、同書に綴られた通りである

 過日の全国青年部幹部会では、未来部員に慈愛の言葉をかける池田名誉会長の姿に心打たれた。「いつも皆さんの勝利を祈っています。いつまでも皆さんを見守っていきます。頑張れ!」と

 信頼する大人に見守られる安心感ほど、心強いものはない。2月に入り、受験シーズンも、まっただ中。未来を担う友の健康と健闘を祈りながら、受験生のいる家庭への配慮も忘れず、励ましを送っていきたい。(杏)

2008年2月1日 名字の言 聖教新聞

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