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悩みや課題と格闘しながらも、相手の幸福を願って・・・2008年2月23日 名字の言   

2008年 02月 23日

 炭鉱が閉山。入会まもない友人が町を離れることに。紹介者の婦人は、友への思いを原稿用紙2枚に綴り送った

 「絶対に幸せになるから、御本尊から離れてはいけない」。しかし、幼子を抱えた婦人も、夫が職を失い、貧乏のどん底。新天地を求めて転居した

 45年後。偶然にも二人は同じ県内で、ともに広布の会場を提供していることがわかった。再会。友は10円切手の張ってある古びた封筒を差し出した。「この手紙のおかげで私は、周囲の無理解のなか、信心を貫くことができた。ずっと御礼が言いたかったのです」――愛知の婦人部員の体験である

 日蓮大聖人は、門下の光日尼からの手紙を「釈迦仏の御使か過去の父母の御使か」(御書925ページ)と喜ばれた。光日尼が、夫と息子を亡くしながらも健気に信仰に励み、山深い身延での大聖人を案じて手紙を出した、その真心を称えられたのだろう

 私たちが悩みや課題と格闘しながらも、相手の幸福を願って手紙を書く。声をかける。返事は来ないかもしれない。しかし長い目で見れば、その心が自他ともの幸福への確かな軌道をつくるはずだ

 二人の婦人部員は来年ともに80歳(傘寿)。「“30”歳に若返り、ますます広布の道を」と語り合っている。(継)

2008年2月23日 名字の言 聖教新聞

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