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「老舗の伝統」創業の精神を守り、発展させゆく後継者の努力と信念・・・2008年3月14日 名字の言   

2008年 03月 14日

 江戸時代の鎖国下、長崎は、唯一の開港地だった。街を歩けば、創業が「寛永」「天保」など、江戸期の老舗と出合う

 日本には、個人商店や小規模な会社を含めると、創業100年を超える老舗は10万以上もあり、その約半数を製造業が占める。高度情報化や技術革新の激動を乗り越え、“のれん”を守り続けた老舗製造業には、共通項が見受けられる

 (1)優れた人材を取り入れるのを躊躇しない(2)時代の変化にしなやかに対応(3)創業以来の家業の部分は頑固に守り抜いている(4)“分”をわきまえている(5)売り手と買い手とが公正と信頼を取り引きの基盤に据えてきた――ことが挙げられる(野村進著『千年、働いてきました』)

 人材の登用、進取の気風、こだわり、謙虚さ、公平な理念。老舗の伝統は看板という形式ではない。創業の精神を守り、発展させゆく後継者の努力と信念にこそあるといえる

 次元は異なるが、学会には三代会長の、身命を賭した不滅の精神がある。「民衆を苦しめる悪とは徹して戦い抜く」「一人の人間を大切に」「後輩を自分以上の人材に」――いずれも時代を経るごとに輝きわたる「師弟の精神」だ。広布第2幕の継承者、との自覚を強め、新たな伝統を築く一人でありたい。(知)

2008年3月14日 名字の言 聖教新聞

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