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大阪人はなぜ振り込め詐欺に引っかからないのか・・・2008年7月7日 名字の言   

2008年 07月 07日

 毎日約1億円。これは急増する「振り込め詐欺」の被害額。過去最悪の事態という

 特に被害が大きいのが、いわゆる「オレオレ詐欺」と「還付金詐欺」。身内や警察官、弁護士、役人などになりすまし、言葉巧みに多額のカネを騙し取る。警察庁の調査では、被害者の約3割が、銀行員らの警告を振り切って送金していた。それほど犯行の手口は巧妙なのだ

 実は、「オレオレ詐欺」の被害が、群を抜いて少ない地域が大阪だ。その要因を、帝塚山学院大学の大谷晃一名誉教授は“庶民の気質”にあると言う。大阪人は、詐欺に出てくる警察や弁護士などの肩書には無頓着

 「偉い人の言うことよりも、実際に自分の周りにいて、本当に自分たちを守ってくれる近所の人や賢い友人の言葉を信じる」(竹山隆範著『大阪人はなぜ振り込め詐欺に引っかからないのか』)

 確かに被害者の話を聞くと、肩書や状況に振り回されず、1本の電話、1回の相談さえしていれば、未然に防げた事例が多い。「守ってくれる近所の人」や「賢い友人」など地域の人間力を大切にしたい

 御書に「かまへて・かまへて御用心候べし」(1133ページ)と。人生、油断は禁物だ。さらに強く祈り、団結し、聡明な庶民の連帯を広げよう。(誠)

2008年7月7日 名字の言 聖教新聞

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