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2010年「国民読書年」いゝ本をよむ喜びは 生きるよろこび・・・2008年7月31日 名字の言   

2008年 07月 31日

 「いゝ本をよむ喜びは/生きるよろこび」と詩に綴ったのは、武者小路実篤氏(角川文庫)。「良書」との出会いは、人生の宝探しのようなもの

 その一方で、「自分で本を選べない若者が増えてきた。特に、ネット販売で“これを買った人は、こんな本も読んでいます”との言葉に弱い」と、ある作家が嘆いていた。実際に本を手にとって選ぶことは、人間形成に大きな影響があるという

 自分の世界に引きこもっていた少女が、書店で現物の本を手にしたことを機に、外出をしだしたという事例がある。ある大手の書店の店長も「母親に頼まれてお使いに行くのと違い、本屋は、子どもが自らの意思で買い物を始める場所。一冊の本をじっくり眺めて選ぶようになれば、必ず読書好きになる」と

 2010年を「国民読書年」とすることが決まり、全国で読書推進がスタートした。この夏、親子で書店や図書館に足を運び、読書に挑戦してはどうか。もっとも、世には「悪書」もある。人を陥れようとする低劣な書物は、人間性を破壊し、成長への道をふさぐ

 武者小路氏も、冒頭の言葉に続いて、「悪いものはよめないよ/頭がくさるから」と。良書に親しむ――それが人生を豊かにし、青少年を大きく育てる。(立)

2008年7月31日 名字の言 聖教新聞

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