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徹して庶民の側に!「地球上から悲惨の二字をなくしたい」・・・2008年9月2日 名字の言   

2008年 09月 02日

 山本周五郎の代表作の一つ――『赤ひげ診療譚』が発表されたのは1958年(昭和33年)、ちょうど半世紀前のこと。黒澤明監督が、映画化したことでも有名だ

 「赤ひげ」と呼ばれる医師と、江戸の貧しい庶民との、胸を打つドラマである。まさに“周五郎のレ・ミゼラブル(=惨めな人々)”というにふさわしい

 ヴィクトル・ユゴーは『レ・ミゼラブル』の序に書いた。「地上に無知と悲惨とがあるかぎり、こういう性質の本もあながち無益ではあるまい」(辻昶訳)と。そして周五郎は、治療に奔走する赤ひげに言わせている。「まずやらなければならないことは、貧困と無知に対するたたかいだ」と

 ハーバード大学のハービー・コックス教授は、池田名誉会長との対談において、ニューヨークの極貧地区で救済活動に尽力した宗教者に言及している。その戦いは、キング博士にも影響を与えたという(『二十一世紀の平和と宗教を語る』潮出版社刊)

 戸田第2代会長は「地球上から悲惨の二字をなくしたい」と叫ばれた。徹して庶民の側に! それが私たちの活動の生命である

 半世紀前、学会は“貧乏人と病人の集まり”と揶揄された。しかし実は、それこそが、我ら創価の民衆運動の誉れである。(智)

2008年9月2日 名字の言 聖教新聞

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