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静かに、忍耐と不屈の炎を胸に燃やして、信じる道を歩き通す・・・2008年10月5日 名字の言   

2008年 10月 05日

 空気はすっかり秋。ギラギラした夏の太陽が去り、ほっとしている人も多いはず。が、作家・井上靖氏は年を重ねるごとに、あの夏の太陽を指す「烈日」という言葉が好きになったそうだ。それは、自身の人生を振り返っての思いと重なっている

 池田名誉会長との往復書簡で、氏は「失意の日も、得意の日も、それから長い歳月が経つと、すっかり消えてしまい、真剣に烈しく生きた時の思いだけが、いかに小さくても、消えないで残っているようであります」(『四季の雁書』)と。烈しく何事かをなそうとした気持ちだけが、生きた証しとして命に刻まれたという

 烈しく生きる――それは、浮き沈みの派手な生活や、感情の起伏に左右された人生のことではない。むしろ、静かに、忍耐と不屈の炎を胸に燃やして、まじめに、真っすぐに、信じる道を歩き通すことなのだ

 “烈しく生きる道”を持てる人は幸福である。その情熱が、悩みを燃やし、後悔を燃やし、見栄など焼き切って、人生の希望を照らし出していく

 日蓮大聖人は、妙法を広めることこそが「今生人界の思出なるべき」(御書467ページ)と仰せである。自他共の幸福を願う日々の学会活動は、永遠に消えない、自身の生きた証しになる。(申)

2008年10月5日 名字の言 聖教新聞

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