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磨き抜かれた人材の有無が万代の繁栄を築く・・・2008年11月11日 名字の言   

2008年 11月 11日

 4年連続で国内の絵画コンクールに入賞した男子部員と再会。本年の受賞作は「城」の絵だった。これまで、花など、優しい印象の題材を選んでいただけに意外だった

 ぜんそくを患い、自閉症でもある彼。だが、力強い口調で「いつか描かなくてはと思っていた」と。それは、人生の風雪を勝ちゆこうとする自身の将来像を、堂々たる城に重ねた“闘争宣言”に思えた

 彼は「城というのは、下から積み上げて造ります。でも、描くには、天を突く城の頂点から、すそ野を広げるように構図を決めます」。栄光の頂を見据えた決意の表れであろう

 1961年11月21日、池田名誉会長は、城跡に立っていた。かつて、恩師と訪れた仙台の青葉城址。眼下には人々が暮らす街並みが一望できる。一首を詠んだ。「人材の/城を築けと/決意ます/恩師の去りし/青葉に立つれば」。広布の全責任を担い、創価の思想をあまねく流布しゆく“決意”が和歌に深く宿る

 仙台は、永く栄えることを願い、千代とも。御書に「山は玉を抱いているから草木は枯れない。同様に、国土に聖人がいれば滅びない」(1248ページ、通解)とある。盛衰の要因は、環境によるのではない。磨き抜かれた人材の有無が万代の繁栄を築くのだ。(城)

2008年11月11日 名字の言 聖教新聞

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