自分が苦しんだ分、人の苦労もわかる。自分が悩んだ分、人の悲しみもわかる・・・2008年11月15日 名字の言
2008年 11月 15日
“人生は四苦八苦”と言われるように、苦しみのない人は一人もいない。仕事や病気、子育てなどさまざま。悩みに直面して、心が折れそうになる時もあるだろう。だが、永遠に続くことはない。否、その苦しみに負けない自分をつくるのが信心である
「ガンは僕の人生に起こった最良のことだ」と語ったのは、自転車プロロードレース選手のランス・アームストロング。彼は生存率3%というがんを乗り越えて、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」で史上初の7連覇を達成した(『苦難を乗り越える力』学習研究社)
苦しみと楽しみは表裏一体。戸田第2代会長は述べている。「人生に、苦しみというものはある。苦しみがなければ、遊楽という楽しみを、しみじみと味わえないのである。そこが、よくわかると、生きていること自体が楽しくなる」
自分が苦しんだ分、人の苦労もわかる。自分が悩んだ分、人の悲しみもわかる。仏道修行には一切、無駄がない。さあ、いよいよ創立の日。自他共の幸せを祈り、勇んで友好の対話に励んでいきたい。(敬)
2008年11月15日 名字の言 聖教新聞
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