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ぶれない「日々、前進」師匠の決死の覚悟を、弟子が心に刻み飛躍を誓う・・・2008年11月17日 名字の言   

2008年 11月 17日

 日本画家の平山郁夫画伯が絵筆を執らない日は、ほとんどないという。「大家」と称されてなお「日々、前進」を自らに課す“芸術家魂”。それを身をもって教えたのが師匠の前田青邨氏だった

 平山画伯が高松塚古墳の壁画模写に携わった時、前田氏が総監修を務めた。当時88歳。体調は思わしくなかった。が、7カ月間、毎日のように作業場へ

 壁画のある石室内は、保存薬剤が散布されていた。周囲も「体に良くない」と。しかし、実物を見ずして監修などできないと、じっと壁画に眼を凝らす。命懸けの師の気迫は、平山画伯の人生に大きな力を与えた(『ぶれない』三笠書房)

 師匠の決死の覚悟を、弟子が心に刻み飛躍を誓う。画壇に光彩を放つ師弟のドラマ。創価の世界でも、師弟共戦の崇高な歴史が輝く。世界平和へシ力を尽くす師の情熱が万波となって、幾人もの無名の庶民が立ち上がった

 一人一人は、ただ師の後に続く“後続の人”ではなかった。師から託された広布のバトンを握り締め、それぞれの地で勝利の突破口を開く“先駆の人”の気概に満ちていた。その決意が未開の大地を切り開いてきた

 弟子の成長を真剣に祈り続ける師。その恩に報いる池田門下の道を、堂々と歩んでいきたい。(馨)

2008年11月17日 名字の言 聖教新聞

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