“自分を磨く”努力、大切なものほど、なかなか見えない・・・2009年2月6日 名字の言   

2009年 02月 06日

 古代中国の扁鵲とは伝説の名医。一個人ではなく、ある学派を指すとの説もあるらしいが、広い知識を持ち、特に脈診が優れていたとされる。しかし、その扁鵲よりも、優れた医師がいたという

 昔、魏の文侯が扁鵲に問うた。「君が兄弟三人あり、誰か最も善く医をなすや」と。扁鵲が答えた。長兄は、病気の兆候がないうちに病根を取り除く。故に、その名は家の外で知られることがない。次兄は、病気の兆候が、極めてわずかなうちに病を癒やす。故に、その名は知れても一地方を出ない。私なぞは、手術を施し薬を投じて派手に治療するので、その名は諸侯に及ぶと(巌本善治編『海舟座談』岩波文庫)

 兄たちの治療は、あまりに巧みすぎて、人々はその技量の高さに気づかない。それをちゃんと見抜いて、兄たちをたたえる扁鵲も、やはり優れた人だったのだろう

 私たちは日々、自身の課題に挑戦しながら人間革命に生きている。それは、“自分を飾る”作業ではなく“自分を磨く”努力だ。大切なものほど、なかなか見えない。しかし、見ている人はいるだろう

 世界の多くの識者が今、学会を尊敬し、学会から学ぼうとしている。一流の哲学を求める時、見えてくるものがあるにちがいない。(申)

2009年2月6日 名字の言 聖教新聞

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