自身の人生を開いていく「後生畏るべし」後輩を自分以上の人材に・・・2009年3月16日 名字の言   

2009年 03月 16日

 勝海舟が幕府の軍艦奉行として、開国を唱える佐久間象山を訪れた折のこと。かつての教え子の姿を見た象山は機嫌が悪い。海舟が従者と同じ質素な身なりで来たからだ

 「それではお役目が果たせまい」。とがめる象山に海舟は語った。「先生は従者を軽く見られますが、彼らは皆天下の書生です。今でこそ、あなたも先生ですが、もとは彼らと同じ書生でした。教育によっては、彼らもいつかあなたのように立派になるかも知れない。だから私は、彼らを兄弟として待遇しています」

 気骨あふれる海舟らしい言だ。動乱の時代を超え、明治新政府のご意見番としても人々から慕われ続けた理由が、よく分かる

 ともすれば後輩を、若いというだけで下に見るのが人間だ。だが「後生畏るべし」である。この言葉が好きだった戸田第2代会長は「弟子は偉くなっていかねばならぬ。師匠が偉いと言われることは、『後生』すなわち弟子が偉くなったことが、師匠が偉くなったことに通ずるのである」と

 「後輩を自分以上の人材に」とは、われらの永遠の指針である。春は“新しい人”が職場や地域にやってくる。青年を信じ、青年のために道を開いていく――この決心と行動が未来を約束し、自身の人生を開いていく。(香)

2009年3月16日 名字の言 聖教新聞

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