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絶対に勝つ!「先々の先」先んずれば人を制す・・・2009年4月29日 名字の言   

2009年 04月 29日

 戦で敵と相対した時、いかに勝つか。宮本武蔵は、「三つの先」に焦点を当てる

 戦いでは大別して、自分から攻める場合、敵から攻めてくる場合、同時に攻め合う場合の三つがある。いずれも、常に「先」、つまり、主導権を握ることが肝要と力説。武蔵は、それぞれの「先」を「懸の先」「待の先」「躰々の先」と称した

 さらに重要なことがある。敵の攻撃を“抑えよう”と思うのでは後手になる。相手が技を出そうとする、その「先」を取る。「先々の先」を押さえて勝つ。歴戦の剣豪の結論である(魚住孝至著『宮本武蔵』岩波新書)

 「先んずれば人を制す」とは、合戦だけにかかわる故事ではない。池田名誉会長は「先手を打つならば、皆も元気に進んでいけるし、効果は二倍になる」と、広布の勝敗を決する大事な一点としている

 日蓮大聖人の打つ手も迅速であられた。四条金吾が「説法の場に乱入した」とでっち上げられた事件。真相をつかんだ大聖人は直ちに、主君宛に金吾の弁明書を執筆された。師自ら、弟子を守る電光石火の言論戦を展開された

 「絶対に勝つ!」と強く決意し、御本尊に祈る。そこから勝利への智慧が生まれる。取り組むスピードも増す。真剣な祈りは先手必勝の要諦である。(馨)

2009年4月29日 名字の言 聖教新聞

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