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日々の活動も、自身の変革への挑戦の連続、毎日が出発である・・・2009年5月28日 名字の言   

2009年 05月 28日

 老舗とは、昔から長く続いている店のこと。語源を調べると、「仕似せる」から出た言葉だ。「文字どおり先祖から受けついだ商売を<まねる>意。ある点では、独創的の反対で、家業をできるかぎり現状のまま忠実に守ること」が元意という(杉本つとむ『語源海』)

 だが現実は、単に先人がやったことをまねし、それに固執すれば経営が永続するわけではない。老舗の味噌店は“お客様に分からないように、味も変わり続けていく”と。歴史のある饅頭店は「欲しければ取りに来い」という姿勢を改め、百貨店などの店頭で売り出す方針に転換したからこそ、今も成功している(鮫島敦『老舗の訓 人づくり』)

 先人が築いた土台の上に、ただあぐらをかいていては、やがては滅びる。味や品質など先代から受け継ぐべきものは継承しつつ、変化させ続ける。経営には「攻め」の姿勢を貫く。このチャレンジ精神にこそ、老舗の伝統があると思えてならない

 私たちの日々の活動も、自身の変革への挑戦の連続だ。“もうこれでいい”という終着点はない。毎日が出発である

 二度とない、きょうという一日。みずみずしい心で祈り、語り、行動しよう。間断なき挑戦の先に、自分自身の“信心の伝統”は築かれていく。(敬)

2009年5月28日 名字の言 聖教新聞

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