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特別な思いが込められている「報恩の思い」・・・2009年6月28日 名字の言   

2009年 06月 28日

 滋賀県の彦根周辺では、「中居」「堀居」「奥居」といった姓が目立つ。それは、藩主だった「井伊」家に敬意を表し、同じ文字を避けたからと伝わる

 同県北東部の領主となった豊臣秀吉は、今浜(長浜市)に城を築き、「長浜」と改名した。長く繁栄することを願ったとする説と、主君・織田信長の名をもらったとの説がある。現在、長浜城周辺は「豊公園」と呼ばれる。豊臣が由来。秀吉は今でも長浜市民から慕われている。冒頭の例とは逆だが、どちらも報恩の思いが伝わる挿話だ

 落語家の2代目・林家三平さんは、「心から尊敬する父の名前が失われていくのは、息子として、弟子としてふがいない。だから、名前を継ぎ、私が再び『林家三平』を広めていきたいと思ったのです」と語る(本紙16日付)。領主、主君、父、師匠……。自分の氏名や地名に特別な思いが込められている

 “先師、恩師の名を世界に宣揚する!”――これが若き日から変わらぬ池田名誉会長の決意だった。「牧口広場通り」(イタリア)、「戸田城聖先生橋」(ブラジル)など、今や世界各地に歴代会長の名を冠した「通り」や「橋」がある

 誉れの弟子の道を貫き、見事な勝利の証しを刻む――ここに、師匠の名を宣揚する道もある。(糀)

2009年6月28日 名字の言 聖教新聞

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