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自分と妥協することなく、決めた目標に向かって、どこまでも努力と挑戦を・・・2009年8月9日 名字の言   

2009年 08月 09日

 長崎が64回目の原爆の日を迎えた。市内の平和公園に立つ「平和祈念像」には多くの人々の祈りが捧げられる。この像の作者は、近代彫刻の第一人者・北村西望氏。原爆という絶対悪と向き合い、「人類最高の希望の象徴」を造らんと全生命を傾注したという

 氏と池田名誉会長は昭和58年の秋、東京富士美術館の開館式で出会っている。前年、名誉会長は海外の代表と平和祈念像を訪れ、核廃絶への行動を誓っていた

 百歳を目前にしてなお眼光炯々たる氏。多くの来賓のなかから、そのかくしゃくたる姿を認めた名誉会長は、人波をかきわけて近づき、固い握手を交わした。氏は「偉大なる人類平和 使者の御健康を祈る 百齢児 西望」と認めた書を贈った

 多くの彫刻家が氏の翼の下から巣立っている。弟子に「誠とは己を欺かず、これを誠というなり」と教えた。自分と妥協することなく、決めた目標に向かって、どこまでも努力と挑戦を続けてこそ「美」を形づくることができる、と

 祈念像を制作中、足元にいた一匹のカタツムリが一晩のうちに像のてっぺんに登った。氏は感動して詠んだ。「たゆまざる 歩みおそろし かたつむり」。人生の道も、平和への道も、地道な努力と挑戦に勝る王道はない。(李)

2009年8月9日 名字の言 聖教新聞

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