わが生命を飾る「王者の芳香」の香りの風に乗って・・・2009年10月14日 名字の言
2009年 10月 14日
どんなに香りの良い花があっても、「花の香りは風に逆らっては進んで行かない」。釈尊はこう語る。「しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る」と(中村元訳『真理のことば 感興のことば』)。優れた人格の人は、嫉妬や非難の逆風が吹こうとも、豊かな人間性を伝えてゆくことができるということだろう
法華経では巨大な宝塔が大地から出現する際、四つの面から芳香を放ったと説かれる。宝塔は、仏の生命の象徴。四つの面は「生老病死」を、四方に放たれた香りは「常楽我浄」、すなわち、仏の四つの徳を示している▼誰人も避けられない「生老病死」。その苦悩も、妙法を唱え抜けば、わが生命を飾る「王者の芳香」へと変えてゆける。「常楽我浄」へと変わる。「自分が強くなるために必要な悩みだった」と勝利の体験を語る同志の笑顔が、何よりの証明だ
自身の人格を磨きつつ、身近な友へと「人間性」の芳香を広げゆく、豊かな対話の花を咲かせたい。キンモクセイの香りの風に乗って。(孜)
2009年10月14日 名字の言 聖教新聞
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