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「今いる場所」で、「身近な一人」との信頼・・・ 2006年11月18日 名字の言   

2006年 11月 18日

「私は人間と人間との関係の中で、一番好きなのは師弟の関係である」――作家・井上靖氏の言葉だ。対談集で池田名誉会長と師弟を語り合ったこともある。氏の遺作『孔子』に、印象深い場面があった▼北の夜空を仰ぎ、孔子が考えている。「北辰、その所に居て、衆星、……」(北極星が、居るべき場所に居れば、他のもろもろの星は……)。しかし、その後に続く言葉が決まらない▼「囲む」「迎える」「捧げる」――弟子たちは口々に言ったが、師の考えは「廻る」だった。「私には北極星を中心にして、他の星がその周囲を廻っているように思える」。師の言葉に弟子たちの胸は高鳴り、決意する。「廻るということは行動である。子の教えを、子の訓えを、中原のすみずみにまで行き亘らせねばならない」▼若き日、恩師・戸田第2代会長を囲み、迎え、すべてを捧げた池田名誉会長は、国内はもとより54カ国・地域を「廻り」、師の世界広布の構想を、すべて実現した。その誓願の闘争は、五大州の大学・学術機関から、200の名誉学術称号が贈られ、讃えられている▼私たちも弟子の道を貫きたい。師の構想の実現は「今いる場所」で、「身近な一人」との信頼から、第一歩が始まることを銘記して。(芯)

2006年11月18日 名字の言

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