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一日一日が、真剣勝負である・・・ 2006年12月4日 名字の言   

2006年 12月 05日

蒔絵師の大場松魚氏は「漆聖」と呼ばれた松田権六氏に師事した。そこで学んだことの一つが、「一日一図案」だった(松田権六著『うるしの話』)▼毎日一つ、図案を描きとめるように言われた。1カ月で30、1年で365……それが1000案にもなれば、良いものが必ずあると。ある日、大場氏は意気込んで、1日に100案描いてみせた▼そうしたら「数の問題じゃあないんだ、こつこつ努力した一案が大切なのだ」と、ひどく叱られたという。調子の善し悪しによらず“毎日一案”描いて、何もしない日をつくらない。この地道さが、後に師と同じ「人間国宝」へと大場氏を大成させたのだろう▼御書に「凡夫は志ざしということを心得て仏になるのです」(1596ページ、趣意)と。わが一念を広宣流布へと向けていく時、自身の成仏は決まる。その日の気分にまかせるのではなく、日々、怠りなく広布へ、広布へと「心を向ける」祈りによって、一念は定まっていく▼「一日一日が、勉強である。一日一日が、改革である。一日一日が、人間革命である。一日一日が、真剣勝負である」と池田名誉会長。きょうという一日を大切に、日々の努力の積み重ねに徹しゆくところに、前進もあり、勝利もある。(申)

2006年12月5日 名字の言

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