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絶対悪を許さぬ正義の大感情こそ、次代の青年が継ぐ炎の魂である・・・2007年3月2日 名字の言   

2007年 03月 02日

 8万509人――広島市内で被爆者健康手帳を持つ人である。「それは尊い一個の人間の、悲しみや怒りが積み重なった数」と、広島平和記念資料館の前田耕一郎館長は語る▼館内に、死んだ幼子を背に、さまよう母の絵がある。故・松室一雄さんが、これら34枚の原爆スケッチを描いた時、「やがて怒りに煮えくりかえって仕上げを待つ絵を、ずたずたに破り捨ててしまった」(自著『ヒロシマに生き征く』)▼人類を滅ぼす兵器など、絶対に許せない! この被爆者の叫びを忘れてはならない。名古屋大学名誉教授の豊田利幸氏は「核兵器が絶対悪であるという立場に立てば、当然その使用は犯罪」(『日本の生き方と平和問題』)と明快に喝破する▼戸田第2代会長は、生命を奪う魔性に対し、断固たる宣言を発表。原水爆を使用したものは死刑にすべき、と主張した。もとより死刑廃止論者である戸田会長がなぜ、こう糾弾したのか▼池田SGI会長は「SGIの日」記念提言で「それは、生命の尊厳という最極の価値を根こそぎにし、生存の権利を脅かす輩への、仏法者としての心底からの怒りの表出」と▼今年は「原水爆禁止宣言」50周年。絶対悪を許さぬ正義の大感情こそ、次代の青年が継ぐ炎の魂である。(刻)

2007年3月2日 名字の言 聖教新聞

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