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仏教本来の姿 社会に対して現実に貢献しているか・・・2007年3月3日 名字の言   

2007年 03月 03日

 海外での仏教研究の動向について詳しい研究者たちと話す機会があった。異口同音に彼らが語った言葉は「エンゲージド・ブディズム」▼「社会参加仏教」などと訳される。寺院の中で説法するだけではなく、積極的に社会に貢献する――そんなあり方を評価する言葉だ▼かつて、欧米の仏教への関心は、瞑想などの「神秘的」なものが中心だった。「東洋へのあこがれ」もあった。研究が進むにつれ、第2次世界大戦中に、日本の諸宗派が、戦争遂行に積極的に協力した歴史がよく知られるようになった▼また江戸時代の「檀家制度」についても、広く海外で研究され、日本の多くの既成仏教教団が「権力に追従する宗教」と批判されることにもなった。「研究の進展に伴い、日本の諸宗教の本当の実態が明らかになってきた」と研究者の一人は言った▼「エンゲージド・ブディズム」という見方も、そうした動きを映したもの。口先の説法ではなく、社会に対して現実に貢献しているかどうかを、宗教の生命線とする考えである。その代表として、創価学会が高い評価を得ていることは言うまでもない▼「学会は宗門と別れて本当によかった。仏教本来の姿を取り戻せたね」。別の一人が語った言葉が印象的だった。(哉)

2007年3月3日 名字の言 聖教新聞

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