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『勝つまで』努力を続けて、強さを持って戦い抜いてください・・・2007年4月6日 名字の言   

2007年 04月 06日

 「逆転は僕らの代名詞」――選抜高校野球の決勝戦。殊勲打を放った選手の言葉が胸に響いた。逆転また逆転で勝ち進んだ優勝校の常葉菊川(静岡)は、終盤に持てる力を発揮し栄冠をつかんだ▼勝因の一つは、監督の方針通り「攻めの野球」に徹したこと。先制されても勝利を信じ決して諦めなかった。「強気」を合言葉に、執念の猛攻撃を最後の最後まで貫いた▼「甲子園の1勝は1年分の練習に相当する」。同校野球部の指導者が語るように、選手が試合の中で力を伸ばしていった。“本番”での全力投球、全力疾走が、普段に比べ飛躍的な成長を促したのだ▼希望枠からの出場で初の準優勝という快挙を果たした大垣日大(岐阜)も、全力を尽くした。選手全員が平成生まれとなった今大会は、まさに新時代の幕開け▼池田名誉会長は、彼らと同世代の、未来を担う青年に、創価大学入学式で創立者として呼びかけた。「『勝つまで』努力を続けて、強さを持って戦い抜いてください。約束しましょう!」。会場の新入生からは、力強い「ハイ!」との返事が▼勝利への執念がなくなった時、心の敗退が始まる。攻撃精神が萎えれば、弱気が頭をもたげる。断じて強気の攻めで、春本番を完勝していきたい。(杏)


2007年4月6日 名字の言 聖教新聞

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