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「語り」「継ぐ」からこそ、過去の蹉跌は、未来に生きる・・・2007年5月28日 名字の言   

2007年 05月 28日

 10歳の少女部員が94歳になる曾祖母に、戦争体験を聞いた

第2次世界大戦下、夫は生後半年の乳飲み子を残して出征。中国から南方へ転々とし、一度も復員することなく、ニューギニアで戦死。遺された母子は、疎開先で米軍機の機銃掃射にも遭遇。危機一髪で逃げ延びた。墜落する米軍機も見た。米兵が捕虜として連行された時の絶望した顔の痛ましかったこと……

「戦争に行かされた者も悲惨。残された者も悲惨。不幸に、敵も味方もない」「世の女性が一生を通じて成し遂げる事業『結婚・出産・死別』を、私は数年間で経験し終えたんだよ」

年齢差84歳の語らい。どこまで伝わったか分からない。しかし「語り」「継ぐ」からこそ、過去の蹉跌は、未来に生きるというものだ。小説『新・人間革命』の「宝塔」の章では、戦争体験を継承する青年部が反戦出版に至った経緯が綴られている。名誉会長はその出版の第1号となる書籍に記した。「創価学会は/平和反戦の/集団なり」と

中国の要人らが口をそろえる。“学会を信頼するのは、軍国主義と闘った歴史があるから。それを未来の世代に継承しているから。その先頭に池田会長がいる”。平和の潮流を広げることこそ後継の務めである。(葉)

2007年5月28日 名字の言 聖教新聞

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