「今の自分」 生涯、自己構築の坂を歩む・・・2007年7月13日 名字の言   

2007年 07月 13日

 イチロー選手が、米大リーグ・オールスター戦、日本人初の最優秀選手に選ばれた。ランニングホームランという、これまた大リーグ球宴初という快挙だ

 そのイチローが“もう、どん底の、まっただ中”と、評した時期がある。1996年前後。バッティングの形が見つからず、99年の4月までスランプだったというから驚く。しかもその間は、続けてパ・リーグ首位打者

 「成績は、出ていました。でももしそこで、成績は出ているから今の自分でいいんだという評価をしてしまっていたら、今の自分はないですよね」(『キャッチボール ICHIRO meets you』糸井重里監修)

 世阿弥の著『風姿花伝』に、年齢別の稽古の要諦が書かれている。24、25歳――。“この時期になると、名人と能比べ(共演)をしても、勝つことがある。世間は実力以上に褒めちぎり、自分も達人とうぬぼれてしまう。このことは一番の身の毒である”(趣意)と▼生きる中で、右肩上がりの軌道を歩む時もあれば、その逆もある。時々に誇ったり、卑下したり、あきらめたりせず、生涯、自己構築の坂を歩む。それが大事ではあるまいか

 「ヒット1本が、どれだけうれしいか」。イチローの言葉だ。(広)

2007年7月13日 名字の言 聖教新聞

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