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『地球の水が危ない』命を支える貴重な宝・・・2007年8月10日 名字の言   

2007年 08月 10日

 山のふもとでは、真夏でも冷たく澄んだ小川に出あえる。心地よい音をたてながら、勢いよく流れる光景は、じつに清涼だ。豊かな水に恵まれる幸せを、あらためて感じる

 先日、国土交通省は「水資源白書」を発表。そこには、水の恩恵にあずかってきた日本が直面する現実が指摘されている。気候変動で、渇水の危険性が増大し、将来、大規模渇水の恐れがある――と

 「水危機」への警鐘は、すでに世界で鳴らされている。今年12月には、第1回アジア・太平洋水サミットが開催される。水問題は世界的な課題だが、この地域は特に深刻。人口が多く、世界中で安全な飲料水や基本的な衛生設備を利用できない人のうちの大半を占め、水の災害も集中している

 同じアジア地域に暮らす日本も人ごとでは済まない。水への意識変革が迫られている。「水問題への発想の転換の第一は、湯水の如く使えなくなった水への意識である」(高橋裕著『地球の水が危ない』岩波新書)との指摘のように、水は限りある資源という自覚を強く持つ必要があろう

 御書に「旱〓には水を財とし」「あつ(熱)きには水を財とす」とも。水は、命を支える貴重な宝。常日ごろから節水を心がけ、水資源を守る意識を高めたい。(弓)

2007年8月10日 名字の言 聖教新聞

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