人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一人一人を大切にする道、偉大な使命を持つ存在・・・2007年10月30日 名字の言   

2007年 10月 30日

 仏教にまつわる有名な伝説に、釈尊生誕直後のものがある。「7歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して『天上天下唯我独尊』と言った」というのが、それだ

 これを「世の中で私(釈尊)が一番尊い」との宣言と受け止め、釈尊をあがめる言葉として使うことが多い。しかし、高名な仏教学者の中村元氏は、この伝承を“あらゆる人を「かけがえのない尊い存在」とする象徴”としている

 なぜなら、仏教の説く「我」とは、単に「自分」というだけでなく、「他人をもって代えられない独自の存在」を表している(『中村元「仏教の真髄」を語る』)。そこには、一人一人が偉大な使命を持つ存在であるとの意義が込められているのだ

 本年5月、ロシアのベールィ駐日大使は、池田名誉会長との会談で語った。現代は「一人一人を大切にする道」を求めており、その道は「あなた(名誉会長)が示してくださっている」

 名誉会長も常々、学会発展の要因として「一人を大切にしてきた」ことを真っ先に挙げている。「ここに、創価学会の原点がある。仏法の根本精神も、ここにある」と。きょうも、この“原点”から出発し、一対一の対話に徹する、実りある「励まし運動」にいそしんでいきたい。(道)

2007年10月30日 名字の言 聖教新聞

創価学会専門仏壇仏具 SOKA 大唱堂 SGI
Copyright (C) 2007 Taisyodo All Rights Reserved