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「信じられているから」自分が今、どんな苦境にいようとも・・・2007年11月27日 名字の言   

2007年 11月 27日

 エレベーター30秒、パソコンの起動1分、レジ3分、通勤電車の遅れ5分、メールの返信30分、病院の診察30分……「どのくらい待たされるとイライラしますか」と尋ねて、一番多かった回答だ(シチズン意識調査)

 世の中が便利になって、「待たないですむ社会」が来たら、人は「待てない」ようになったのだろうか

 師・釈尊は待っていた。弟子・普賢菩薩の到着を。法華経の会座でのことだ。すでに、28品のうち27品を説き終えていた。法華経の説法も終わろうとするその時、普賢菩薩は、万億の伎楽(舞と音楽)を奏で、無数の諸天善神を率いて馳せ参じた。そして、末法の法華経の行者を守護することを真剣に誓った。その姿を釈尊は、先の上位の菩薩よりも手厚くほめ讃えた

 弟子の到着を、師は信じ、待っていたからこそ、“大遅刻”を叱らなかったのではないだろうか。そして、法華経の行者を守護する誓いに、その「真実の心根」を見、賞讃したに違いない

 創価の世界にも、自分が今、どんな苦境にいようとも、その成長を信じ、励ましを送り、待っている師がいる。『走れメロス』で、友が待つメロスは叫んだ。「信じられているから走るのだ」。青年よ、走れ! 偉大なる師のもとへ。(香)

2007年11月27日 名字の言 聖教新聞

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