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「握手する思い」他人が幸福になることに手を差し伸べられる人・・・2008年1月14日 名字の言   

2008年 01月 14日

 福島県の未来部員が、創価高校の受験に挑戦した。あこがれのキャンパスを目指し、真剣に勉強を重ねてきた

 前日、母と上京。ところが、宿泊先で体調を崩してしまう。やりきれなさに泣いて、母にあたる。心も体もボロボロになり、眠れない。そのとき、母がやさしく手を握ってきた。愛情に包まれた安堵で眠れた

 翌日、試験の小論文のテーマは「手」だった。彼女は、昨晩の出来事をつづった。「母のおかげで、私は今、こうして書いています。ありがとう」。彼女は、創価高校・大学を卒業後、現在は故郷で働き、女子部本部長で活躍する

 また、ある男子部員は、発心の動機を、こう語る。信心から離れていた時期、足しげく激励に訪れる先輩がいた。雪の夜、また、先輩が来た。「やあ」と差し出された手を、気まずい思いで握り返し、ハッとした。「冷えきった手に、熱い真心を感じた」。たった一度の握手が、彼の人生を大きく変えた

 人は、ときに手を介して、百万言を費やす以上に勇気づけられることがある。直接、手を差し出すことができなくとも、大切な同志を「握手する思い」で励ましていきたい。「他人が幸福になることに手を差し伸べられる人」ほど、真に「幸福な人」はいない。(城)

2008年1月14日 名字の言 聖教新聞

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